組合概要 Overview

理事長挨拶

日本の再生可能エネルギーの切り札とされる洋上風力、その中でも浮体式に掛かる期待は非常に大きいものがあります。政府は40年までに30~45GWの案件形成という数値目標を公表しています。

そのためには電力事業者や洋上風力建設に関わる建設会社・サプライヤーが、浮体式洋上風力発電施設の大量急速施工を実現するために必要な機能を備えた基地港湾や海上作業基地などの港湾インフラを整えることが欠かせません。欧州各国では、これまでのオイル&ガス産業の基盤がある上に、この30年余の洋上風力建設を通じて港湾インフラが整備されてきました。風車が大型化する中、日本には日本の自然条件、社会条件に適した港湾インフラの姿があると考えています。

建設、鉄鋼、造船、揚重機の企業が集結して結成された浮体式洋上風力建設システム技術研究組合(FLOWCON)は、海上施工の観点から着床式並みの大量急速施と合理的な建設コストの実現に取り組みます。発電事業者が主体の浮体式洋上風力技術研究組合(FLOWRA)とも連携し、浮体式洋上風力発電の供給拡大に貢献してまいります。

皆さまのご支援、ご協力を宜しくお願いします。

2025年4月
浮体式洋上風力建設システム技術研究組合
理事長 野口哲史

組合概要

組織名称

浮体式洋上風力建設システム技術研究組合 【略称:FLOWCON】
(Floating Offshore Wind Construction System Technology Research Association)

設立日

2025年1月20日

住所

住所
〒112-0004
東京都文京区後楽2丁目2番10号松屋ビル10階
TEL
080-1440-7786

目的

浮体式洋上風力発電の大量導入に向けた合理的な建設システムの確立を目的として、海上工事に実績のある建設会社、海洋鋼構造物の設計・製作・施工に実績のある鉄鋼系エンジニアリング会社、各種大型クレーン等の楊重機械メーカー、鋼製浮体の設計・製作に実績のある会社の計7社を当初組合員として、浮体式洋上風力建設システム技術研究組合(FLOWCON)を設立しました。

組織体制図

FLOWCON(浮体式洋上風力建設システム技術研究組合)の組織概要です。総会、理事会、運営委員会、事務局で構成されます。事務局直下には、3つのワーキングがあります。ワーキング1は合理的な建設システムに関する研究、ワーキング2は海上作業基地に必要な技術開発、ワーキング3は海上施工に関わる気象海象予測システムの開発です。運営委員会ではアドバイザーから助言をもらいます。また、FLOWRA(浮体式洋上風力技術研究組合との技術交流も行います。

役員一覧

理事長
野口 哲史 (五洋建設株式会社 取締役兼専務執行役員土木部門土木本部長)
専務理事
水流 正人 (五洋建設株式会社 常務執行役員土木部門担当)
理事
高瀬 和彦 (東亜建設工業株式会社 執行役員常務洋上風力推進部長)
理事
舘下 章 (東洋建設株式会社 常務執行役員土木事業本部長兼安全環境部管掌)
理事
関口 太郎 (日鉄エンジニアリング株式会社 執行役員海洋本部長)
監事
勘角 康之 (若築建設株式会社 東京本社建設事業部門執行役員新エネルギー部長)

参画企業